ロードバイクに乗り始めた時、一番嫌いだったこと。
それは実は「空気入れ」でした。
男性にとっては「え?なんで入れられないの?」と思う作業。しかし力もなく体重も軽い女性にとっては空気がなかなか入れられない!!
購入店のスタッフさんが男性の場合は特に、適正空気圧は教えてくれても空気入れがこんなに大変だとは教えてくれないかもしれません。
慣れてくると力の入れ方が分かってきて、筋力もついてくるのか苦労せずに入れられるようになりますよ!
空気を入れる頻度
まず空気を入れる頻度ですが、最初は「そんなにしょっちゅう入れなくても大丈夫」と思いがち。
できれば自転車に乗る当日か前日夜に毎回入れるようにしましょう。
適切な空気圧をキープすることで、パンクを防ぐことができます。
適正空気圧はタイヤに書いてあるので空気入れのメーターと照らしあわせて見て下さい。
空気を入れる前に
まずはバルブキャップを外し、先端のネジを緩めます。軸の頭が少しはみ出る程度でOK
ネジを緩めたら空気入れの注入口をセット。
空気入れのタイプによって固定の仕方は違いますが、空気がもれないように奥までしっかり差し込んで固定します。
楽に空気を入れる3つのポイント
本題の空気の入れ方ですが、ただ体重をかけただけではなかなか空気は入りません。
姿勢や力のかけ方を意識するとだんだんコツがつかめてくるので、ポイントを3つまとめてみました。
1.上からのしかかるように!
▽こちらの画像はあまり良くない例。
私も慣れない頃は自分の真下にぶら下がるように力を加えた方が体重をかけやすいように思っていました。
しかしこんな風に力を加えると腕に負荷がかかるのが分かると思います。
空気入れと身体が離れている分余計に力が必要になってしまうんです。
▽入れやすい姿勢はこちら。
バーの上からのしかかるようにして、空気入れの真上から力をかけるようにします。
腕を押し出すのではなく、脚を曲げながら体重をかけていくと楽に入れられますよ!
2.一番上から一番下まで
空気がなかなか入らない時によくやってしまうのが、バーが降り切らないところで短くグッグッと押してしまうこと。
この時、バーが押し返される感覚があると思います。
おそらくポンプの中で空気が圧縮されてるだけなので、なかなかタイヤの方に空気が入っていきません。
バーをしっかり上まで引いてポンプを満杯に、一番下まで押してポンプの中で圧縮されている空気を全部押し出しましょう!
3.瞬発力で一気に!
バーを下まで押し込むために大事なのは瞬発力!
根性論のように聞こえてしまうかもしれませんがこれも大事なポイント。
ゆっくり力をかけると空気の反発に勝てないので、最初の一押をしっかり押むようにしましょう!
最後まで気を抜かず
空気がしっかり入ったら空気入れの注入口を外しますが、上手くできないとバルブが引っかかってなかなか取れないことも。
ゆっくりしているとどんどん空気が抜けていってしまいます。
素早く一気に引き抜くようにするか、注入口をバルブに押し込むように抑えながらストッパーを外すと空気を漏らさずに外せます。
バスンッと大きな音がしますが、ためらわずにやりましょう。
それでも入らないなら…
それでも入らない場合は空気入れ自体を入れやすいものに変えるのも手です!
他の商品との比較検討はしていないのですが、参考までに私の使っているものをご紹介。
私が使っているのはLEZYNE SPORT FLOOR DRIVE ABS2。
こちらに変えてから以前使っていたものに比べて少ない力で空気が入れられるようになりました。
バーが木製で木の香りがするのがお気に入り。
注入口の固定がバーを立ち上げるのではなく手元のパーツを回すだけなので、バルブへの取り付け/取り外しの失敗が少なくなりました。