自転車は色んな景色を観て旅ができる最高の乗り物ですが、美しい景色を見た時に「今一眼レフがあれば…!」と思うことはありませんか?
手軽に写真が撮れるスマホで充分という方も多いと思いますが、スマホがいかに補正力や感度に優れていてもやはりレンズの違いは大きい。
どれくらい差が出るのかと言いますと、まずはスマホで採った写真。
撮影場所と被写体との距離があり全然寄れない。。
全体的に明るくなるようホワイトバランスが調整されてしまってぼやっとした印象です。
(通常なら明るい色にピントを合わせれば調整はできると思いますが被写体が遠く明るい部分が少ないので難しい)
ちなみにカメラの画質を測る基準として画素数を気にする方が多いと思いますが、撮影に使ったスマホの画質は約1,300万画素と、iPhone6sよりも高いものになります。
そしてミラーレス一眼で採った写真がこちら。
説明せずともお分かり頂けると思いますが、その差は歴然。
色も深い緑が再現できているし、水しぶきや木々の細かい部分、影になっている岩肌の表情も再現できています。
ちなみに補正は一切しておりません。
サイクリングに高価なカメラを持っていくにはリスクが多過ぎて踏み出せずにいたのですが、いい景色をいい写真に残したい!という欲求を抑えられず、カメラの携行に踏み出してみました!
懸念されるリスク
私が気にしたリスクは以下の3つ
・振動
・事故、転倒
・水濡れ、湿気
振動に関しては、調べてみたところ振動による破損が頻繁に起こるわけではなさそう。
しかし機械なので絶対大丈夫とは言えず…腹をくくることにしました。
また、水濡れと転倒リスクを考えた時にリュックという選択肢はナシ。
リュックがそもそも邪魔というのもありますが、万が一転倒したときに破損のリスクが高いし、背中の汗で蒸れそう…。
リュックを選択肢から外すとあとは自転車のどこかにバッグを取り付けるしかありません。
トップチューブからぶら下げるタイプのフレームバッグなら振動の影響を受けないのでは…!とまず考えたものの、私の愛車は女性向けにトップチューブの傾斜がかなり角度のあるタイプなのでボトルすらギリギリ。フレームバッグの取り付けはできず。
色々悩んだ末に最終的にはトップチューブバッグを使うことにしました。
トップチューブなら転倒時に直接衝撃がかかる可能性が他の場所より低いし、背中の汗で蒸れることもありません。
振動に関してはかなり影響を受けそうですが緩衝材を仕込んで直接振動が伝わらないよう対策をとることにしました。
トップチューブバッグに入れてみた!
諸々リスクを踏まえた上で落ち着いたのがトップチューブバッグ+緩衝材という形です。
選んだバッグはTOPEAK Fuel Tank Mサイズ。
トップチューブバッグ自体はもっとお手頃なものもあるのですが、中仕切りがあってカメラが入れられなかったり、サイズが合わなかったり。
愛用のミラーレス一はPanasonicのLUMIX GF6で、本体奥行が38mm。レンズを合わせると約10cmほどになるので、ほとんどのバッグが高さが足りませんでした。(ちなみにデジタルズームタイプのレンズならもっとコンパクトにはなるのですが、買い足すお金がありませんw)
TOPEAK Fuel Tankはサイズで選んだバッグですが、作りがしっかりしていて安心感のあるバッグです。
チャックも耐水使用になっているのも嬉しい。
緩衝材は、そもそもバッグ自体の底にパッドが入っているのですが、念には念を。
100均の耐震マットを敷き、さらに100均の電子機器用ポーチの生地を切って敷きました。
緩衝材の分底の厚みが増え、高さギリギリになってしまいましたが、レンズキャップを外してどうにかカメラが収まりました。
※保護レンズフィルターをつけているのでキャップがなくても大丈夫です。
結果
まだそんなに多くは使用していないのですが、バッテリーが認識されないというトラブルが数回起こりました。一度バッテリーを外し息を吹き込むと認識されたので恐らく塵が入り込んでしまったのだと思います。(自転車で運んだことよりも、強風の海岸とか海の上とかに連れ出したのが原因かもしれませんw)
振動によってビスが緩んだりする可能性もあるので、使用後にカメラのチェックが必要ですね。
しかし、そんな心配も吹き飛ぶほど、カメラ+自転車は楽しい!
前述のとおりバッグの中にギリギリカメラを入れている為、出し入れに多少時間はかかりますが、ゆっくりポタリングしながらカメラを構えるのはすごく充実感があります。
ロードバイクを楽しむ中に、「何処へ行きたい」「これが食べたい」だけではなく、「この写真を撮りたい」が加わるので、行きたい場所の選択肢も増えました。
というか、行きたい場所に対しての交通手段が増えたのかなw