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初心者必読!実用ハンドサイン

路上をスポーツ自転車で走る上で、まず覚えておきたいハンドサイン。
複数人での走行や交通量の多い場所を走る際に、追突や事故を防ぐためには欠かせません。
また、右左折と停止に関しては道路交通法によって義務付けられています。こちらのサイトで分かりやすく紹介されていますので是非ご一読を。

今回は初心に返り、ハンドサインをおさらいします!

安全第一!

ハンドサインは、一緒に走る人、偶然路上で一緒になった人、そして自分の身を守る為に大事な事こと。
はじめはハンドサインは必ず出さなければいけないものと緊張してしまうかもしれませんが、一番大事なのは身の安全。
ハンドサインを出すことでバランスを崩してしまっては本末転倒になってしまいます。
緊急の時、慣れない時はとにかく大きな声を出す!でも全然OKです。
特に下り坂でブレーキをかけながらのハンドサインはバランスを崩しやすいので、信号による停止など、後ろの人でも分かる状況では無理に出さない方が安全。

慣れた方、特に男性の方にも意識して欲しいのが、"女性の握力はかなり低い"ということ。
「ハンドサインを出しながら、ブレーキをかけながら、バランスをとる」というのが難しいのです。
なのでハンドサインを慣れない初心者さんに強制しないようにしてあげてくださいね。

道路交通法的にも、安全運転義務が優先されるため、バランスを崩してまで出す必要はないとされています。

無理をしない出し方を覚えよう

実は私もハンドサインは慣れるまで時間がかかり上手く出せませんでした。今でも上手いとは言えませんが…。
「ハンドサインを出しながら、ブレーキをかけながら、バランスをとる」+「ビンディングを外す」というのを一度にやろうとしていたんですよね。

停止するときは、サインを出す→足を緩めてビンディングを外す→ブレーキをかけるという感じで、一つずつやっていくとうまく出せるようになりますよ!
サインは減速と同時ではなく、事前に告知するくらいのタイミングの方が後ろの人にも優しいですね。

また、サインは車にも見えるように右手で出すのが理想ですが、方向が限定されたサイン以外は必ずしも右手で出す必要はありません。
ゆるい下り坂で不安な時などは右手でブレーキ、左手でサインでも大丈夫ですよ。

ニュアンスが伝わればOK

ハンドサインは、最初は一緒に走る人がいればその人を真似て覚えていくと思います。
人を通して伝わるものなので、人によって癖のようなものがあり少しずつやり方が違います。
手の形は?タイミングは合ってる?などと気にし過ぎると出しづらくなってしまうので、「ニュアンスが伝われば。」くらいの気持ちで出してみましょう!

また、次に紹介するサインもあくまで私がいろんな方と走る上で覚えていったものなので、「え!私とやり方がちがう!」と思うものもあると思います。
少なくとも一緒に走るメンバーで認識があっていれば問題ないので、ハンドサインの確認をする時間を持つのも大事かもしれませんね。

各サインおさらい

前置きが長くなりましたが、それぞれのハンドサインを写真を添えてご紹介します!

停止

停止の合図は、手のひらを後ろに向けて右下に手を伸ばします。

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また、道交法で定められたやり方とは違いますが、手のひらを後ろに向けて腰にあてる方も多いです。
前傾姿勢で車間距離が近いため、右下よりも後ろの人の目につきやすいという理由かと思います。
車間距離を空けて隊列になる場合は右下の方が後ろの人まで見えるので、走り方によって使い分けても良いかもしれませんね。

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減速

道交法では、減速は停止と同じく右下に手を伸ばすサインとされています。
ただ、停止の場合にはビンディングを外す必要があるので、脚を下ろす必要があるかどうかで停止と減速の合図を使い分けると後ろの人に親切です。

減速の合図は手のひらを下に向けてパタパタ。
とっさの時にはさっと出すだけでも伝わります。

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右折、左折

右折、左折は進行方向を指さします。

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左折は車道から歩道に入る時にも使います。

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迂回

公道では路上駐車の車やバスなどが進路を阻む事がしばしば。
停車中の車を避けて進むには後ろから迫り来る車に気を使いながら道路の中央に出る必要があります。

そんな時に出す合図があるのですが、この合図のポイントは後ろの自転車だけでなく車も意識して出すこと。
「ちょっとごめんなさいね、減速してね」という気持ちで堂々と水平に腕を伸ばします。
手の形は右折と同じ指差しや手の平を下に向ける形でもOk。私は前述のように車に対しての意味を込めて手の平を後ろに向けています。
グローブの色によっては、手のひらを見せたほうが視認しやすいというメリットもあります。

この合図は一人の時や最後尾の人もしっかり出して、後ろからの車に伝えるようにしましょう。

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重要なのはここまで。ここから下は使用頻度がグッと落ちます。
一度に全部覚えずとも「こういうのもあるのか」と知っておいていただければ不意に出されて戸惑う事もないので、斜め読み程度に見ていただければと思います。

ちょっと寄って!

狭い道で自転車とすれ違う時や、何か障害物があった時、「ちょっと寄ってね」という合図は横から後ろにパタパタ。

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逆に後ろから横方向にパタパタさせれば「先に行って!」の合図になります。

一列で!

サイクリングロードではよくバイク止めで減速せざるを得ない場合がありますが、「並列で走れないから一列になってー!」という時は背中で人差し指を下に向けます。

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その他

写真を撮り逃してしまったのでその他のサインをざっと説明します…すみません

・GOGO!
先に行って欲しい時や、信号が変わりそうだけど加速しようという合図は、上方を指差して手首を前後に。

・路面注意!
路面に凸凹があったり、物が落ちていて危険な場合は、路上を指差して伝えます。

・前に入ります
自転車を追い抜いてその人の前に出るとき、突然入ると危険なので、腕を曲げたまま左方向を指差して伝えます。
これは走り慣れた人じゃないとあまり使わないかな。ママチャリなどスピードが遅い自転車を追い抜く際には、十分に距離を取ってから前に入れば問題ありません。

おわりに

予備知識として知りたい方も多いと思い記事にしてみましたが、基本ができるようになったらいろんな人と走る機会を作った方が覚えやすいし学びも多いと思います。
もし一緒に走る人がいないという方は、ショップのイベントや社会人スポーツサークルなどを探してみると世界が広がりますよ!

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