毎年恒例、またまたGWは千葉を満喫していました!
いつものように木更津で一泊しての東京湾一周ですが、今回は千葉半周の200kmチャレンジも加えてみました。
この記事の目次
1日目 鹿野山に挑戦!
出発はいつも朝早くなんですが、今回は寝坊してしまいました。。東京湾フェリーについたのが11時半頃。
13時頃金谷に着くフェリーで向かいました。
お昼は時間が微妙だったので、途中で買った横須賀名物、中井パンのポテチパンで済ませました。
買った時間が遅かったので今回はポテチが軟らかくなっています。出来たてとの違いを楽しめるのも魅力ですね。
最近は金谷についてから保田方面に向かうことが多かったのですが、今回はそのまま北へ!鹿野山のヒルクライムに向かいます!
ふしぎに光る黄金井戸
鹿野山に向かう途中でふと竹岡の黄金井戸に寄って見ることに。
127号線沿いにいつも横目に見ていたのですが、山に続く階段に圧倒されて近寄らなかったのです(笑)
実際は鳥居の奥の階段を少し登ると黄金井戸を覗くことができました。
黄金井戸は光藻が群生している場所で、毎年同じ場所に発生するのが珍しく天然記念物に指定されているスポットです。
洞窟のようなところに祠のようなものが立っていて、それを囲うように水が溜まっています。覗き込むと黄色いものが池の奥に浮かんでいるのが見えます。
近づくと、ん?んんー!?
光の入らない洞窟の奥なのに何か光っている!
ネットで写真を見ても黄色いだけだと思っていましたが、ちゃんと光っていました!
本日の目的地 鹿野山
鹿野山は千葉で2番目に高い山で、標高379mほどの山です。標高だけなら大垂水よりちょっと低いくらい。ヒルクライムルートも登りやすく距離も長くないし、輪行でもアクセスしやすいので初心者にもおすすめのスポット。なんと言っても君津地方を一望できる絶景が待っています!
ルートはいくつかあるのですが、今回は上総湊側から登ります。序盤は田園風景を見ながら。田植えが始まって水の張られた田んぼに青空が映り込んできれいです。
すぐに山道に入るのですが、千葉自慢の観光地マザー牧場が途中にあるので道は割ときれいで、新しく舗装された跡も見えました。
平均勾配は5%ちょっとなので全体的になだらかかと思っていたのですが、走ってみると10%越えが突然きたりしますw最大斜度は16%くらいです。
ちょっと待てよ。。。序盤の田園地帯と下りを含めているから平均勾配が下がっているのでは。。。
ルートラボで見るとマザー牧場までの3kmくらいの区間は平均7%くらいでしたw全体の平均斜度に騙されると危険!
しかし山の癒しパワーを感じながら進むとあっと言う間にマザー牧場に到着。
マザー牧場を過ぎるといったん下って、鹿野山頂上までまた登らされます。鹿野山の手前も10%前後がちょこちょこ。。急に斜度あげるのやめてくれー!
緩急が激しすぎて楽しいコースですw
少し行くと神野寺という関東最古のお寺が見えてきました。その向かいには物産館が。
目的の九十九谷展望台まではあと少しですがアイスの文字が見えたので休憩します!気温が高かったので暑い!
物産館ではアイスやらお餅やら補給食がたくさんありました。
このアイス、美味いぞ。
マザー牧場の牛乳を使ってるのか分かりませんが濃厚で美味しかったです!
ちなみにサイクルラックもあります。階段登ったところに。
気持ちはとっても嬉しいのですが担いで登るのしんどいw
とは言え売店のおばちゃんが「サイクルラック作ったからまた来てね!」と声をかけてくれたので次回は頑張って担ぎます。
物産館を過ぎたら展望台まではすぐでした。また下ってから登るので斜度が急に見えますがきっと気のせい。
展望台には足を休めるローディー、そして2羽の鶏。
…鶏?
野放しの丸々太った雄鶏が二羽うろうろしてましたw
休憩していたローディーの方が、「いつもいるんですよねー」教えてくれました。
割と近づいても逃げず、襲ってくることもないので危険は無さそう。それより草を食べるのに夢中です。だからこんなに丸々太るのか。
さて、忘れるところでしたが山頂からの景色!
千葉の雄大さが伝わる景色です。
低い山がどこまでも広がって、こんなに広いのに市街地が見えない(笑)
夜は星が綺麗に見え、早朝には雲海のように霧が広がるフォトスポットになるそうです。
山道が暗そうなので夜間のヒルクライムは危険そうですが、是非見てみたい景色ですね。
最後に黄昏タイム
鹿野山を下るといい時間だったので、最後に江川海岸に夕日撮影へ。ゴツいカメラを持った方々がたくさん集まって、刻々と沈む夕日を写真に収めていました。
ミラーレス一眼がこんなに心細く思ったのは初めてですw
しかし日没を待ってぼーっと海を眺めていると、頭が空っぽになっていいですね。
カメラの小ささも旅の疲れも、翌日のチャレンジの予定も頭から抜けていきました。
2日目 200kmチャレンジ
2年くらい200km走破を今年の目標に掲げつつも、なかなか達成できずにいましたが今年はやります。都内からだと峠を含んで獲得標高が上がるか、荒川で景色の変わらない200kmになってしまうので千葉の実家スタートで200km走ることにしました。
1/4 山越え田舎道区間
起点は木更津。帰りが遅くなる事を考えると、暗い山田舎道を先に超えたいため時計回りに進みます。久留里線の電車に見送られながらのスタートです(1時間に一本くらいなのでレア)
まずは牛久方面へ山越えをします。今回で一番山っぽいポイント。
ただし千葉なのでヒルクライムと言えるか微妙なレベルな小さい山を越えます。途中袖ヶ浦フォレストレースウェイがあるのでイベントで行ったことのある方も多いかな?
最初に行った時は辛かったこの道も、大分楽に上がれるようになりました。
山を越えたあたりにはサイクリスト御用達?なサイクルラックのあるコンビニも。
ここから海に当たるまで田園風景の中をひたすら東に向かって走ります。田んぼが多くて和む景色です。和みますが風が強いので不安が募ります。。
茂原あたりで一旦休憩。菓匠 美松さんという和菓子屋さんに寄ってみました。
老舗の和菓子屋さんでウインドウに並ぶお菓子の種類がたくさん。迷いに迷い、和菓子屋さんだけど焼き菓子の「藻原花の舞」を頂きました。地元産のブルーベリージャムが入ってて美味しかった!
しかしこの日は本当に風が強い。めっちゃ強い。
本格的に海沿い向かい風区間に突入する前に距離を稼ぎたいのですが全然進まない!風で体力が消耗されるので補給が増えて進まない!ちなみに念の為の補給食は持っていますが、補給食じゃつまらないのでほとんど使いません(笑)
やっと着いた上総一ノ宮では、苺大福で補給します。いちごが真っ赤で白餡ととろけて美味しい。
各八本店さんはみかん大福、あんずチーズ大福、落花生くりーむ大福といろんな種類の大福があって美味しそうでした。
2/4 地獄の強風&隧道区間
一ノ宮まででおおよそ50km。ここから南下しますが、風がますます強くなる。。すすまない。。。全然進まないーーーーーー!
地図を細かく見てなかったので、この辺りでは海が見えるかな?と思っていたのですが、海は見えないばかりか結構アップダウンが多い。むしろ山しか見えません。山際を走る感じなので余計風が強いのか…?
※先に言っておきますが、ここからしばらく感想も写真も「海ー!」「隧道!」「山ー!」の繰り返しですw表情はそれぞれ違うので自然の好きな方は楽しめますが面白みはないかもしれませんがこれが千葉の魅力の1つです。
やっといすみのあたりに出て海が見えてきました。サーファーの方々が増えて飲食店も多くなります。いすみ〜御宿あたりでご飯にしておけばよかったかもと後でちょっと後悔しますが、選り好みしていたらそのまま人の多いエリアを過ぎてしまいました。
そして海が見えたと思いきや、ここから勝浦のあたりまで隧道がちょこちょこ出てきます。基本海側には自転車・歩行者用の小さいトンネルがあるので、車が不安な方は時計回りで千葉をめぐると安心かもしれません。
私は暗くて怖かったので車道で行きましたがw
隧道はちょっと怖いけど、苔生した隧道の入口は何だかんだ綺麗で好きです。
そして海はそびえ立つ岸壁がなかなかかっこいい。
そして同じような隧道が出てきますw
やっと勝浦の辺りまで進み、お昼休憩!
勝浦くらいになると飲食店が減って選択肢が少なくなってしまいました。もう少し先までで我慢するか悩んだところで、道沿いに見えた朴亭さんへ。12時丁度くらいに入りましたが結構混んでいて、私の後では待ってる方もいました。
メニューは色々ありましたが海鮮丼をいただきます。
迫力がすごい。魚介一種につき一切れずつ盛られていましたが、種類が多いー!特に海老がいるだけで迫力が増します。ミソがたっぷり入ってて美味しい。
この辺りは伊勢海老も採れるので次回は贅沢に伊勢海老もいいかも。
勝浦を過ぎると鴨川までは山の中です。
景色はいいけど地味に登ります。
そしてまた隧道攻め!
途中流石に交通量が気になり、海側にエスケープしてみました。
後で確認したらエスケープしないとかなり長い隧道を3つも越えねばなりませんでした。
エスケープすると見えた景色は。。海だー!崖だー!?
左右どちらを見てもずーっと崖!細い道に心許ないガードレールが寄り添い、カーブをちょっとでも失敗したら真っ逆さまです。
怖いけど景色は最高にいい!
内房と違って海がどこまでも続いていて圧倒されます。
元の道に戻れるのか不安になるほど崖沿いの道は続きますが、しばらく進むとやっと崖から離れる道を発見。雰囲気のいい隧道をくぐると、鯛の浦の方に出ました。
鯛の浦は天然記念物の鯛がいるんだとか。
端午の節句で鯉のぼりならぬ鯛のぼりがあがっていました。
3/4 心折れそうな折返し地点
鯛の浦を過ぎたあたりでやっと100km。
ここまで長かった。。そしてこのあたりから青看板に帰路方面の近道になる案内が出てくるので一瞬心が折れかけます。
でも知ってる。木更津方面は山超えないと行けないって。
とは言え到着時間おそくなりそうだしサポートカーを呼ぼうか?でも車でもそこそこかかるし…次いつ挑戦できるか…
ん…?そもそも私何してるんだ?
…いやいやいやいや!!
こういうのはできる時にやらないとやらないのです!200km走りたい!
気を持ち直してまた走り出します。
ちなみに相変わらず向かい風。せめてそろそろ横風になってもいいのでは。。
鴨川シーワールド付近の賑わう観光地を超え、和田町のあたりの道の駅で休憩。
道の駅WA・O!は大きなクジラの骨が展示してあって、これだけでも見る価値ありです!
そして補給にはピーナッツソフト。
ピーナッツバターのような濃厚さで、美味しいー!砕いたピーナッツもアクセントになっています。
自転車乗ってなかったらカロリー過多になりそうな甘さですが、アイスならペロッといけます。
この後も風に負けずに房総フラワーラインを越え、遠くに野島崎灯台を眺め、やっとやっと折り返し地点に辿り着きました。
眼鏡橋と鯉のぼりに癒やされ、山に突入です。ここは本当に最後の山。千葉南端は山を超えるか遠回りするしかないのです。
山と言っても大した事はないんですが最後のふんばりで登ります。
4/4 追い風と夕日のご褒美
山を降りると、館山の街並みが見えてきました。見知った地名が見えて安堵感がすごい!
更に風向きも完全な追い風!!ここからはあっという間でした。
すでに日が落ち始めて空の色が変わり始めます。
日没の時間に追われながらも、やっぱり夕日のパワーはすごくて、何度も撮影タイムを入れてしまいました。
金谷のあたりまで行くと、薄っすらと富士山が滲んで見えました。
最後に最高のご褒美が見れて、ちょっぴり涙腺が緩みます。
追い風であっという間に帰宅し、およそ13時間かけて約210km走破となりました。
終わってみるとあっけない200kmの壁。山がほとんどないので、都内から自走で峠行ったりするのと変わらない疲れ具合でした。
獲得標高は1,000mちょっと。事前に引いたルートだと1,500mくらいだったのですが500mほど山が縮んだようです。
とにかく距離を走ってみたい平坦派にはオススメのコースです。
3日目 休憩多めで東京へ
残念なことに暦通りのお休みだったため、休足日無しで東京に戻らねばなりません。
足はすでにへろへろ。
前日に回復系のサプリでドーピングして、マッサージとストレッチをしていたので、どうにか出発できましたが、ゆっくりゆっくり帰ります。
ふわふわすぎるメロンパン
道の悪い国道16号を避けて内陸側から進みますが、なんとなく寄った袖ヶ浦公園で思わぬ出会い!今まで存在に気づいてなかったのですが、公園前にメロンパン屋さんが!
焼きたてメロンパンプリメーロ。
本当に焼きたてのメロンパンで、柔らかすぎるのでおばちゃん達がうちわで仰いで粗熱をとってから出してくれます。
一口かじると、ふわぁ…っとまるで綿飴を食べているよう!
クッキー部分も柔らかいので、中の柔らかさも引き立ちます。甘さもほどよくて、これはかなり好きなメロンパン!!
見た目は普通の売店のようで、自転車で寄りやすいお店です。ベンチもあるし、混んでいたら公園内でお花を見ながら食べるのもいいですね。
古民家カフェランチ
館山道沿いに走り、お昼ご飯は古民家カフェ蔵の家に行ってみました。
古民家カフェと言ってもリノベーション業者さんの運営しているカフェで、モダンな雰囲気。
中には演奏ステージがあり、茅葺き屋根の古民家模型やらアンティークなダイヤル式の電話なんかが置いてあって面白いですよ。
中も気になりますがテラス席があったので利用させていただきたした。
ナポリタンは優しく懐かしいお味で美味しかった!
前菜のサラダのキャベツも美味しかったです。千葉の春キャベツは本当に美味しいので、キャベツメインのサラダが来てもがっかりしないでくださいね。
そしてセットのコーヒー…プレスですと?
1000円以内のセットなのにでプレスで飲めるとは…。これがまた美味しかったです。
休憩しながら野鳥観察
ランチの後は交通量の多い千葉の鬼門に突入です。どうしても走りにくい道が多く風の強いエリアなので最近は輪行してしまう事が多かったのですが、今回は新車なので輪行しません(笑)
幕張の辺りまで進むと、なんだか急にお腹が…空いた!
実は前日に消費量をカバーしてなかったのですぐにお腹が減ってしまいました。しかし幕張の辺りはあまりゆっくり補給できるところが見つからない。
よく調べずに津田沼あたりのカフェに迷い込んでみました。公園の中にあるらしい、と入ってみると、谷津干潟自然観察センターの中のカフェでした!
ラストオーダーぎりぎりだったのですが、簡単に出せるものならとの事でご好意に甘えて休憩させていただきました。
席には双眼鏡が置いてあって、谷津干潟に集まる野鳥を眺めることができます。
思ったよりたくさんの鳥が見えて、なかなか癒されるスポットでした!
前日に続く強風で続き、この後は辛さしかないのですがどうにか帰宅し、今回も無事に東京湾一周を終えました。
とは言えまだまだ行きたいスポットは尽きないので、引き続き千葉の魅力を探し続けます!