東京湾一周の旅後編は絶景&冒険の千葉観光と帰宅編です。
千葉の絶景ライド!
木更津で足を休めた後は、ジブリの世界と話題の濃溝の滝を観に行きました!
ジブリの世界と言う言い方は抽象的な気がしてあまり好きじゃないのですが…ジブリの世界ってこういう事かと納得する旅になりました。
ジブリの世界!?三島湖へ!
絶景を観るためには早朝の方がいいかと思い早朝5時すぎに家を出たのですが、既に日は高いところに…。
田舎は農家の方が朝早いのでこの時間でも結構車が走っています。
農場地帯をしばらく順調に走っていましたが、道路勾配標識が出てきたところでルート取りを適当に考えていた事を後悔し始めることに…。
ちなみにこの勾配標識は9%とありました。
坂道もずっと続くわけではなく、標高の高いところがあるわけでもないので大丈夫だろうと突き進みます!
山道はところどころ藤が咲いていて綺麗ー!
と、呑気に花を見ていたら曲がるはずだったところを見逃してしまいました。
なんだかどんどん登っていきます。
この辺り、一本間違えると戻る道が全然ない。
せっかくだし三島湖まで行ってみることにしました。
そして、ジブリの世界です。
そう。思い起こすは千と千尋の神隠し冒頭シーン。
抜けたら戻ってこられなそうな闇深いトンネルが…
後で調べたら心霊スポットらしかったのですが、何もなくても心霊スポットと言われるであろう怖さでした。
暗い。長い。水滴ってる。そして壁面が岩堀りっぱなし。
半狂乱でトンネルを駆け抜け、少し広い通りに出るとすぐに三島湖が見えてきました!
湖には朝早くから釣りを楽しむ人たちがたくさん。
湖畔にそそり立つ岩肌がきれいな湖でした。
と、安心したのもつかの間、またトンネルが。
どんどん山を登っていき、斜度はこの際どうでも良いんですが、いくつも立ちはだかるトンネルがどれも暗くて怖い!
さらに登っていくと途中電波が途切れるところも。
幸い車通りはちらほらあったので発狂せずにどうにか山を超えることができました。
迷い込んでしまった道はどうやら林道だったらしいです。始点の看板は見当たらなかったんですがw
後々考えたら20kmばかり遠回りして鴨川まで行ってしまった方が安全でした。
濃溝の滝に到着!
恐怖の林道を乗り越えやっと目的地に到着!
濃溝の滝の入り口は千寿の湯という天然温泉の施設のすぐそばにあります。
千寿の湯は日帰り温泉でも入れるし、3500円で宿泊もできるので、早朝の絶景を観たい方は一泊するのも良さそうです!
入り口には滝まで451歩と看板がありましたが、100歩刻みで看板が続いておりましたw
滝まで続く林も静かで素敵です。
そしてようやく着きました!濃溝の滝!
怖い思いをした甲斐があったと思える美しい景色です!
滝の近くまで降りて観る事ができるのですが、そこから撮った渾身の一枚がこちら!
撮影場所から滝までも割と近いので、ミラーレス一眼の普通レンズでもなかなか綺麗に撮れました。
自然洞窟ではなく人工的に掘られたものらしく、ちょっと歪んだアーチの反射と、段々になって落ちる滝の光とがなんとも幻想的。
早朝だと洞窟から光が差し込み、さらに絶景度が増すようです。
道の駅 ふれあいパーク君津
安全な道に戻った安心感と、目的を果たした達成感で急にお腹が空いてきたので道の駅で休憩。
滝から1.5kmほどのところに小さめの道の駅がありました。
中に飲食スペースがあり、この旅2個目のチーズケーキ!
軽食だとアップルパイもあったのですがアレルギーで食べられず。決してチーズケーキを食べ比べしたい訳ではありませんw
見た目は普通なので量販品かと思ったのですが、表面にちょっと砂糖の濃いところがあったので(これはこれで美味しかった)手作りかもしれません。
亀山湖散策
せっかくなので亀山湖周りを散策し、黒滝を目指してみることに。
途中で橋の欄干に変わったものを発見。
鞨鼓舞という地元の獅子舞の像がついていました。他にもカエル像がある橋も。
道の駅から片倉ダムを通り3kmほど北上していくと、すぐに亀山湖が見えます。
カーブする坂道を下りながら真っ赤な橋が見えてくる様子はなんだかカッコよかった!
亀山湖にはいくつも橋がかかっていますが、西端の離れ小島の上をつなぐ双子の橋が一番綺麗でした。
橋の上からは亀山湖が見渡せます。
こちらも釣り人がいっぱい。
亀山湖には湖の中に鳥居が立っていて、湖畔の公園から眺めることができます。
地続きではないので、鳥居の近くには行けないようです。なんだか不思議な光景。
石の覗き穴から鳥居がきれいに見えるはずなんですが、紅葉が成長しすぎて見えない…。
この後黒滝に向かう為、また嫌な予感のする古い橋を渡ったのですが、
橋の向こうの道を横切る生き物が…。
タヌキかな?と思ったのですが、足を進めるとすぐにその正体がわかりました。
猿です。紛れもなく。
この辺りは愛宕山を中心に野猿の生息地になっているんですが、まさか路上で遭遇するとは。
数匹が道路を横断していて、こちらの様子をうかがっているような猿もいたので即座にUターン。
道を間違えて元来た場所に戻ってしまいましたが猿に襲われなくてよかった。
写真は撮る余裕がありませんでしたw
そして一度通った道をまた辿り黒滝の方へ。
黒滝へは細い道を進んでいくのですが、ここもまた空気が他と少し違う感じ。
緑がいっそう近く感じられ、鳶やウグイスなど鳥の声もたくさん聞こえてきました。
しかし残念ながら黒滝への入り口は封鎖。
滝を見る事はできませんでした。
それでも素敵な渓流と岩肌を見ることができたので満足です!
神隠しに遭いそうになったり野猿に遭遇したりと冒険感満載なライドとなりましたが、ログで見ると走行距離80km、獲得標高800mくらいのポタリングでしたw
亀山湖の近くには天然温泉も多いので関東近郊で温泉と自然を味わいたい方にはオススメ。
秋には紅葉狩りでも有名なスポットですよ!
帰宅編
帰宅の日は強い南風となり北上は楽々。途中で横風になり辛い場面もありましたが、パンクもなく無事に東京へ戻る事ができました。
千葉で人気上昇中。奥野牧場のチーズケーキを求めて。
この日は木更津から東京までは帰るだけなので特に予定を立てていなかったのですが、一箇所だけ袖ヶ浦の牧場チーズケーキだけは心に決めていました!
道中では袖ヶ浦公園の藤棚がきれいだったのでふらっと立ち寄り。
園内には四季を通して様々な草花が楽しめるようになっていて、藤の他にも花壇には色とりどりのお花が花壇に植わっていました。
公園を過ぎて広い畑や狭い農道を抜け、立て看板と牧場の匂いに誘われて進むと牧場が見えてきます。
チーズケーキは牧場の入り口付近にある売店で。
補給食にしようと6本入りのスティックタイプを購入。この旅3つ目のチーズケーキですw
牛乳ようかんはおまけしていただきました♡
チーズケーキにはいちご、ブルーベリー、さつまいもなど地元で採れる食材が使われています。
優しい甘さと濃厚なチーズでどれも美味しかったのですが、さつまいも味がスイートポテトのようで、今まで食べた事のない味でした!
牛乳ようかんの方が看板商品のようなのですが、実は牛乳ようかん自体がちょっと苦手。
しかし食べてみると、砂糖の甘さと牛乳自体の甘さがほどよく、生臭さもなくペロッと食べれました!
奥野牧場
住所:千葉県袖ケ浦市蔵波3065-5 奥野牧場
営業日:金・土・日 (それ以外は電話予約が可能)
営業時間:10:00~17:00
道の駅ゆりの里でも販売されています。
いざ東京へ!
目的も果たしたので後は東京へ戻るだけ!
千葉のあたりまでは追い風で楽々ー!
だったんですが、幕張のあたりからは海からの横風が辛かった。
休憩に寄った海浜公園も、波が大荒れで海も澱んでいました。
そして前回コース取りを失敗した浦安のあたりの工場地帯はなるべく歩道を通って見たものの、やはり分かりにくかった。
車は多いし薬品の匂いが臭いしあんまり気持ちいい通りではありませんね。
浦安を超えた後お手拭きで顔を拭いたら砂や塵で真っ黒になりましたw
風輪でお昼ごはん
お昼ごはんは自転車カフェの風輪でいただきました。
風鈴さんは後ほど記事にしようかと思っているのですが、自転車ショップ兼トレーニングジム兼カフェバーのお店。
一軒家を使ったお店になっていて、駐輪スペースを監視カメラでモニタリングしているので防犯もバッチリです。
黒胡椒の効いたカルボナーラが文句なしに美味しかったです。
風輪
住所:千葉県浦安市今川1-3-23
無事帰宅!
ここまで来たら後は葛西臨海公園から荒川を北上して帰宅!
帰宅編は110kmくらい。三日間合計で320kmになりました。
その後脚の疲れがなかなか取れませんでしたが、初日のスパルタ指導のおかげでちょっとだけレベルアップした気がしました。
実は前回の二回は同行者アリ、今回は一人でのチャレンジ。
直前まで周りの人に心配されて一人で行くか迷っていたのですが、やってみると充実感ばかり!
女性一人だと声をかけてくれる方も多く、初日に引いてくれたおじさまを始め立ち寄ったお店の方々もいい人たちばかりで、楽しい旅になりました!