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激坂と強風のツール・ド・おきなわ 〜レース編〜

初めて参加したツール・ド・おきなわ。前半はチャレンジサイクリングでまったりモードでしたが、後半はいよいよレースです!

一日目のボディケア

サイクリングを終えてホテルに戻ると、丁度花火が上がりました!
ホテルには続々と自転車が並び、大会に向けて緊張もわくわくも盛り上がっていきます。

さて、私は今まで2日連続で走る時、特に泊まりの時には一日目の疲れが残ってしまう事が多くありました。2日目には使い物にならなかったので、今回は念入りにケアをします。

お風呂では少しお湯を張って下半身だけでもお湯に浸かり、シャワーで温冷浴をして血行を良くします。
ついでにコンビニで購入した沖縄限定のシークァーサーパックで日焼けケアも(笑)
ストレッチとセルフマッサージを入念にして、ファイテンのパワーテープを貼り、メディキュットを履き、サプリメントとプロテインを飲んで早めに就寝。
疲れているのでよく寝れました。

実はサイクリングの時は前日の飛行機輪行の荷物で肩こりがひどく、頭痛もあったのですが、しっかりケアをしたおかげで翌朝はスッキリ!

2日目 レディース50km

大会2日目はレディース50kmに参加です。
これまでにレースはエンデューロに数回参加した程度で、交通規制をして長い距離を走るのは初めて。
女性だけのカテゴリ参加も初めてで初めて尽くしです。

支度をして会場に向かおうとすると、この日は朝から風が轟々と吹き荒れていました。
まさにレース日和。

レースの出発時間は前日に変更が張り出されていたようで、前々日にゼッケン受取をした私はそれに気づかず。後から合流した、140km参加の仲間に教えて貰わなければスタートを見送っているところでした。
スタートは7:38ということで7時頃に会場に行ってみると、すでにみんな並んでいる!!
この時点で気合の足りなさが現れていますね。

慌てて列の後ろの方に並んでいると、近くにいた方が話しかけてくれました。
沖縄に移住して長い方のようで、ロードバイクは始めて2ヵ月とのこと!
2ヵ月でレース参加ってすごい!
レディースの市民レースは50km一択なので、実業団レベルの方から初心者の方まで一緒にスタートします。
地元の方は気軽にエントリーしているようですね。
沖縄のサークル事情や試走情報などを聞いて緊張がほぐれたところで、ようやくスタート。

ちなみにコースは事前にルートラボで公開されているのですが、ルートラボの標高グラフだとほぼほぼ直線。
しかし大会パンフだと結構なアップダウンがあるように書かれています。
縮尺の問題なんですが、実際は大会パンフの印象ほどの高低差ではないかな。標高で50mくらいまでしか上がらないものの、細かいアップダウンが多いコースです。

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スタート後はすぐに右左折があるのでゆっくり走り出しますが、早々に落車が!
ヒヤヒヤしている間もなく始めの坂道に入り、先頭集団が駆け上がっていくのが見えます。
はぐれないように食いつきたいのですが、後ろから追いつけるほど甘くはなく、じわじわと離されていきます。

先頭集団に追いつけなかった人や溢れてきた人たちを、レース慣れした白ジャージの方がすかさずまとめ始めたので、必死でそのトレインにしがみつきます。
白ジャージの方は積極的に声をかけて指示を出してくれて格好いい!私は不慣れで迷惑をかけてしまったのですがその方のお陰でトレインが回り始めました。

トレインはその白ジャージの方と、もう一人三つ編みの方を中心に追いついた人を吸収していきますが、吸収してもいつの間にか千切れてしまいます。
あっという間に3人になってしまった。
最初の坂を登ってからは海沿いの強風地帯を通るため、少人数でトレインを組んだ15km地点くらいまでが本当に辛かった。。
10km地点では「これをあと5セットか…」と残りの距離が気が遠くなるほど長く感じました。それでもこのトレインにはしがみつかねばと必死に脚を回します。

力及ばずも私がトレインを引くこともあったのですが、前に出た途端に風が壁のようにのしかかって来る!!
この人達こんなの引いてたのかーーーー!
15kmを過ぎたあたりで短い橋が見えてくるのですが、橋なので結構な坂なんですよね。
たまたま私が前に出る番で、

「行けますか!?」

と聞けれ首を横には振れません。

「頑張ります!!!」

この時点でまだ遠くに先頭集団が見えていたのでみんな心は折れていません。
必死に駆け上がっていると、後ろから時間差でスタートしたシニアの集団が追い抜いていきます。
丁度先頭を交代し私が力尽きているタイミングで、攫われるように二人はシニア集団に吸い込まれて消えていきました。

この後下ってすぐにまた登りがあるのですが、ここが一番心が折れそうでした。
二人から離れてしまった。もうゆっくり登ればいいじゃない。坂道で頑張ること無いじゃない。
と、一瞬諦めがよぎるのですが、ここで遅れたらゴールであの子達に会えないかもしれない。

それはダメだー!

と、気持ちを持ち直すと、シニアでスピードの会う方々が追いついて来たので、すかさず乗っかっていきます!
道は海沿いよりも少し陸側に入り、アップダウンが多くなる代わりに風が収まってきました。
集団も割と大きくなっていたので楽に進める!
近所の方々が沿道に出て声援をくれ、中には獅子舞の応援も見えてパワーになります。

残り15km地点の山を越え、平坦区間に入ると、遠くに例の二人が見えてきました!
なんと、ずっと2人で回してたようです。。強い。

集団が2人に追いつき、最後の坂でまたバラけ(笑)、ラストのゴール前のスプリント区間を経て長い50kmのレースが終了です。

計測タグの回収場所に行くと、あの二人に会うことが出来ました!
話しかけると、実は三つ編みの方はマカオ出身で日本語はサッパリだった事が判明。
白ジャージの方もそれを聞いて「私ガンガン日本語で話しかけちゃった!!」と驚いた様子。

言葉が通じなくても一緒に走って同じ時間を共有できた。
労いと感謝を伝えて握手をして、この瞬間が本当に嬉しかったしこの為に頑張れました。

三つ編みの彼女が「また来年ね!」と言ってくれたので来年も頑張ってみようかな!
結果順位は参加者のうち半分くらいと行ったところですが、悔しいと言えるほどの練習量を積んでいなかったので、実力相当の結果かなと言うところ。
ただ、女性トレインで最後まで粘れなかった、力になれなかったのは不甲斐なかった!
力を出すタイミングや力の残し方が下手だったな、アップダウンでスタミナすぐ切れるなーと言った反省点は次のライドに活かしていきます!

会場の様子

荷物預け

レース後、まずは自転車をANAに預けます。
会場の近くの手荷物預け所にANAのブースがあるので、ANAの飛行機で帰る場合は会場から自転車を預けることが出来るんです!
芝生でパッキングをして、予約画面などを見せるだけで手続きはすぐ終わります。
自転車は手慣れた様子でトレーラーに積まれて行きました。

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各ブース

その後、140kmレースに参加のサークル仲間の帰りを待つ間、お昼ご飯を楽しみました。
レース、サイクリングの参加者は600円の食事券がもらえるので、会場の物販でご飯が食べられます。
タコライスと飲み物で丁度600円。

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両日参加した私は1200円分の食券があったのでその後揚げ餅もいただきました。
わらび餅のような柔らかいお餅に餡が包まっていて美味しかった!

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更に会場内の体育館で地元の学生さんによる無料のマッサージとストレッチのサービスが行われていたのでお願いすることに。
学生さんに聞くと、会場ではパンパンに腫れ上がったように熱を持った脚の方や、ちょっと触っただけで攣ってしまうような状態で来る方も居るそうです。。
10分程度の時間ですが、学生さんとおしゃべりしつつ身体を解してもらえて助かりました。

会場には他にも補給食や公式グッズの物販ブースなどが出店しています。
イノアックさんのブースではシーサーのスポンジをもらいました。かわいい!

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その後仲間と合流し、体育館でリザルトの確認と、表彰式を見ながら地元の方による無料の炊き出しをいただきました。

たっぷりのもずくは、お酢ではなくクエン酸。
太いもずくは味がしっかり分かって美味しかった。

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それと、豚汁ソーキそば!これがめちゃくちゃ美味しかった!
というか、豚汁じゃないですw
沖縄出身の人に後で聞いてみると、豚足じゃないバージョンのテビチ汁だそうです。
ほんのり味噌味と、ソーキそばのだしをブレンドしたような感じで、美味い。

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翌日の沖縄観光

翌日夜の便で東京に帰ったのでほぼ一日観光に使えました。

Pain de Kaito

まずは名護の有名なパン屋さんで朝ごはんと、昼ごはんを調達。
国産小麦を使った全粒粉のパンなど、原材料にもこだわったのパンなのに、お値段が安い!
東京だと300円以上するようなパンが200円弱で売られ、パン4つで1000円行かずでした。
会場からも近く、サイクルラックもあるので、大会中でも寄れそうですよ!

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他には美ら海水族館とやちむん通りにも寄ってみました。
美ら海水族館は50kmコースの途中にあるので、レースを振り返りながら。
有名な巨大水槽を見るにはもちろん入館料が必要ですが、入館料不要の野外にあるイルカショー「オキちゃん劇場」もオススメですよ。

期間中天気はずっと曇ってはいたものの、青い海も見れて沖縄をたっぷり満喫できました!

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