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女性でもできる!カンタン輪行方法と便利グッズ

自転車で遠くまで行くとき、途中で力尽きたらりメカトラが起きたらどうやって帰ろう!?
ロードバイクを始めたばかりの時は常にこうした不安を持って走っていました。

初心者女性に真っ先に覚えてほしいのが、輪行という、自転車をバラして電車に乗せる方法です。

輪行を覚えると、行動範囲がぐっと広がって復路の不安ともおさらば。自転車をもっともっと楽しめるようになります。
走力のある方と一緒に走る時でも、一緒に走る距離を調整できるので無理せず楽しめますよ。

輪行の方法については色んな方が記事にしているので触れてきませんでしたが、今回は女性目線で簡単な輪行方法と便利なアイテムを紹介します!

辛くない輪行袋を選ぼう

輪行方法は使用する輪行袋によってやり方が様々あるのですが、一般的には縦型タイプでエンド金具を使用したやり方を紹介することが多いです。

電車の中で場所をとらない、ディレーラー部分が当たらないように守れるなどのメリットがありますが、このやり方はきちんとできないとフレームを傷付ける事に繋がります!私は始めての輪行の時上手く出来ずに傷を作ってしまいました。
他にも様々な理由で縦型輪行袋は辛い…!辛いと輪行が嫌いになってしまう…!

縦型が辛い理由1.縦型だと大きくて持てない!

私は身長156cmで、ギリギリ引き摺りはしませんが、縦型タイプは階段を使う時などにかなり気を使います。重さに加えて大きくて持てないという理由で輪行が嫌いになってしまう人もいるんですよね。

縦型が辛い理由2.エンド金具がうまく止められない!

縦型タイプの輪行袋を使う場合は、エンド金具とサドルを支えにしてフレームを立てます。
エンド金具は自転車を持ち上げながら上手く立つ角度で止めなくてはいけないし、ある程度きつめに締めないといけないので大変なんです。ぐらぐらしてしまうと逆にフレームを傷付ける原因になってしまいます。
更にホイールもしっかり固定しないと、自立できる状態にできないので転倒リスクしかありません。。

縦型が辛い理由3.嵩張る

縦型の場合、エンド金具かクイックリリースを常に持ち歩かなくてはいけません。これが地味に重いし、失くすと走行できなくなるリスクもあります。
輪行袋によっては袋の中に収まるスペースがなくて収納に苦労することも!

横型が圧倒的にオススメ!!

という訳で、女性の輪行にはエンド金具不要の横型タイプがオススメ。
横型タイプはエンド金具不要で手順がカンタン、ハンドルとサドルで支えるので自立しやすいし、高さが出ないので移動も楽になります。

荷物が増えてしまったり煩わしさが増えるとそれだけで『輪行=めんどくさい』の印象がついてしまうので、とにかくカンタンで軽いものを選びましょう。
お守りとしてボトルゲージに挿しておいて、困ったらいつでもカンタンに使えるものにすれば、旅の不安も軽減して輪行がもっと楽しくなりますよ!

と、前置きが長くなりましたが、横型タイプの輪行袋を使った輪行手順と便利なアイテムをご紹介します!

輪行のやり方を動画で見る

簡単にできる輪行方法を動画にしてみました。当記事で紹介するmont-bellとgrunge両方のやり方を紹介しているのでよかったらこちらも御覧ください!

基本の輪行準備

①自転車をひっくり返す

左手で後輪のブレーキをかけながらハンドルを持ち上げると簡単にひっくり返せます。
このとき、ハンドル周りのサイコンやライトが当たるようなら外しておきましょう。

②ギアをアウタートップに

ギアを一番外側に合わせておくとホイールが抜きやすく、後ではめやすくなります。
これを忘れるとホイールが引っかかってはまらなくなる事もあるので忘れずに!

③ブレーキキャリパーのロックを緩める

ホイールを外すためにはブレーキキャリパーを開いておく必要があります。キャリパーについているレバーを動かすだけです。

④ホイールを外す

クイックリリースを緩めてホイールを外します。後輪はプーリーを押し上げると簡単に外せますよ。
クイックリリースは完全に外して持ち運ぶか、しっかり締め直すように注意してください。輪行中にキャップを失くしてしまうと走れなくなってしまいます!

不安な方は更に…

⑤フレームカバーを巻く

フレームカバーは無くてもいいのですが、ホイールのクイックレバー付近とフレームが当たって傷ができてしまう場合があるので、巻いておくと安心です。
私はボトルケージの上のあたりに巻いています。

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フレームカバーと言っても自作で、衝撃吸収シートをベルクロテープで巻き付けただけ。100円均一などで売っている滑り止めシートなどでも代用できます。
往復輪行する場合はちょっと不格好ですが巻きっぱなしで走行してしまえば邪魔になりません。

また、スプロケットカバーも便利です。
TIOGAのスプロケカバーはクイックリリース用の穴が空いていて、クイックリリースを外さなくてもカバーがつけられます。乙女ギアでも大丈夫!

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⑥チェーンハンガーをつける

チェーンハンガーを使ってチェーンを固定する事で、チェーンが暴れるのを防ぎます。また、プーリーが引っ張られてリアディレイラーが少し内側に入るので、多少のぶつかり防止にもなります。
ディレイラーのぶつかりが気になる方はいったんギアをロー(内側)に入れてもOK。

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ポイント

チェーンフックをかけるとクランクの位置は固定されます。この時、クランクの位置に注意しましょう!
私は以前クランクの配置に失敗して塗装を剥がしてしまいました。

通常はペダルを水平にしてペダルの下にホイールを収めます。が、しかし!フレームサイズが小さいとうまく収まらない!
なんかしっくり来ないなという人は、ペダルを垂直にしてスポークの間にホイールを収めてみてください。それぞれの向きがあうので、クランクとスポークを当てずにセットすることができます。ギア側のペダルを上に上げると収まりがいいですよ。

ここまでか基本の輪行作業。ここからはオススメの輪行袋毎に手順を紹介します。

mont-bell コンパクトリンコウバッグ

mont-bellの輪行袋はとにかく小さくて軽い!ボトルゲージにもすっぽり収まります。
自転車の上から袋をかぶせるタイプなので、袋が締まらなくてイラつくこともありません!

⑴基本手順の①〜⑥を行う。

⑵ホイールを固定する

フレームの両サイドにホイールを置き、動かないように3ヶ所バンドで固定します。
フレーム自体を紐で吊るして運ぶタイプなので、ホイールはフレームからぶら下がったような状態。
動かないようにしっかり固定しないと、ホイールが暴れて傷の原因になります。

しかしホイールの固定は付属の紐だと非常に面倒。送りカンに紐を通すのも手間取りますし、紐だとどうしても固定が甘くなってしまうのでグラついてしまいます。
そこで、ゴムバンドを使うと速くて簡単!ゴムを引っ張ってフックにかけるだけ。ホイールとフレームがしっかり固定され、横方向のグラつきにも強くなります。紐よりコンパクトで収納時扱いやすいのも◎
ゴムなので劣化してすぐに切れてしまうかとも思いましたが一年以上問題なく使えています。

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⑶肩紐を自転車に固定する

BBとトップチューブのハンドル側に肩紐を固定すればOK。
BBとかトップチューブとかどこかわからん!という方もいるかと思いますが、持ち上げた時に落ちない場所ならどこでも大丈夫です。

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ちなみにメーカーによっては紐がカンに通しにくくて二重にしないとずり落ちそうになるものもあります。
モンベルの紐は使いやすいのでそのまま使っていますが、片側がフックやバックルになっているものもあります。紐だけ別売りで買うのもアリですね。
肩紐は長すぎると持ちにくいので、引っ張った時にペダルの高さよりすこし余裕があるくらいにしましょう。

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⑷輪行袋をかける

モンベルの輪行バッグは上からかけるだけなので、輪行袋が締まらないお悩みから開放されます。
上から袋をかけたら、袋の口についてるゴム紐を引っ張ってサイドにあるポケットに収めたら完了です。この時、地面に着いてるサドルやハンドルも浮かせながら、なるべく袋の口を閉めるように頑張りましょう。

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色々アイテムを使っても、袋に余裕があるので全部輪行袋に収まります。輪行袋はボトルケージや大きめのサドルバッグに入るサイズなので、万が一のお守り用としても邪魔にならりません。

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grunge キャリーライト

grunge キャリーライトは驚異の簡単さ!女性目線で作られた輪行袋で、細かな配慮が感じられます。
mont-bellのコンパクトリンコウバッグよりは一回り大きいものの、こちらもボトルゲージに入れて携帯できます。

⑴バッグを裏返して広げ、底部分をしっかり伸ばします。

⑵ひっくり返した自転車を輪行袋の上に置き、基本の輪行準備②〜⑥の手順を行う。

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⑶ホイールを外してフレームの両側に配置。

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⑷輪行袋のチャックを閉める。

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これだけです!
肩紐でフレームを引っ張り上げるのではなく、輪行袋がしっかり底から支えてくれるので肩紐の取り付けやホイールの固定工程が不要です。
また、肩紐には肩パットが取り付けられるのも女性に優しいポイント。普通の紐だと肩に跡ができるくらい痛いんですよね。。。

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組み立てる時の注意

組み立てる時は手順を逆に追えばOKですが、特に注意するポイントがあります。

後輪をはめる時

後輪は失敗するとチェーンとギアが噛んで時間のロスに繫がる事も。
まずはリアのギアが一番外側に入ってる事を確認。
ここが一番大事です(笑)

締めておいたクイックリリースも忘れずに緩めておきましょう。
チェーンの間にクイックリリースを通して、一番外側のギアをチェーンに当てるようにしてホイールを降ろします。

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ここまでしっかりできたら、プーリーを引っぱりながらホイールを下に降ろせば簡単にはまります。

自転車を起こした後に再度クイックリリースを緩めて締め直してあげると◎。 

ギアを軽くしておこう

後輪をはめるため1番重いギアにしておくと、漕ぎ出しで死んでしまうのでギアを戻しておくようにしましょう。(私は毎回忘れる)

ブレーキを閉める

絶対忘れちゃいけないのがブレーキ!
キャリパーが開いた状態だとブレーキが効かなくなりますよ!しっかりとロックが閉じているか確認しましょう。

最後に

自転車を軽く数センチ持ち上げてトントンと落としてみましょう。ホイールがきちんとハマってなかったりするとカチャカチャと異音が混ざるはずです。

しっかり組めたらいざ出発!
輪行を覚えたら都内の喧騒をショートカットして目的地の美味しいところだけ楽しんだり、帰路を考えず走れるところまで走ったりと色んな楽しみ方ができますよ!

紹介した便利アイテム

JAG WIRE(ジャグワイヤー)
ロードカセットカバー
1,500円

amazonで購入

OSTRICH(オーストリッチ)
輪行アクセサリー [チェーンハンガー] 698円

amazonで購入

アクティカ
自由にカットして使える
衝撃吸収シート 290X300mm
1,179円

amazonで購入

マルト(MARUTO)
車輪固定フック(3本)
676円

amazonで購入

[モンベル] mont-bell
コンパクトリンコウバッグ
5,238円

amazonで購入

grunge(グランジ)
キャリー ライト 輪行袋 ライトブルー
8,424円 7,392円(2018年9月11日現在)

amazonで購入

OSTRICH(オーストリッチ)
輪行アクセサリー [肩パッド] 972円

amazonで購入

(TIOGA/タイオガ)
(自転車用輪行袋) ショルダー ストラップ ショート
1,050円 865円(2018年9月11日現在)

amazonで購入

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