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ロードバイクを始めたい!どんな服で走ればいい?

前回ロードバイクをこれから始めたい方のために必要なアイテムを紹介しましたが、今回はウェア・バッグ関連で必要な物のメリットとお値段目安をまとめてみました。

ロードバイクに乗る時には、サイクルウェアを着なければいけないということはありません。動きやすい服装でOK。
ですが、お値段高くても専用ウェアを買う理由はちゃんとあります!

ウェアやバッグに共通するポイントは「汗対策」。
ロードバイクに乗るとあっという間に身体が温まり、真夏は全身汗だくになってしまいます。
ウェアは汗をかいてもすぐに逃してくれる吸汗速乾性、通気性のあるものを、バッグやお財布はできれば防水性のある濡れにくいものを選ぶようにしましょう。

今回紹介するアイテムもお値段のピンキリ幅が広いので目安はざっくりと付けています。*マークがついているものは重要度が高く早めに揃えておきたいものになります。

基本のアイテム

レーシングパンツ*

10,000円前後〜
レーパンは前回の記事でも触れたとおり、ウェアの中でこれだけは最初に欲しい!というアイテム。
おしりを守るため、紫外線や油汚れのダメージを受けないためにも重要なアイテムです。

スカート/ランニングパンツ*

1000円前後〜
レーパンだけで走るのは恥ずかしいという方はスカートやショートパンツを重ね着する人が多いです。
前傾姿勢になると落ちてきてしまったり、サドルに引っかかることもあるのでサイズ感などは注意が必要です。

サイクルジャージ*

6,000円〜
服装はなんでもいい!と書きましたが、サイクルジャージの便利なところは何でも入る背中のポケット。
ポケットにはスマホ、お財布(防水性のものや、フリーザーバッグを使う人もいます)、日焼け止め、リップ、補給食など必要最低限のものを入れられるので、手ぶらで走ることができます。

また、普通のランニングウェアと比べてみても生地の薄さは歴然。吸汗速乾性、通気性、軽量性に配慮されて高機能な作りになっているんです。
前傾姿勢になった時に腰元がめくり上がらないように、後身頃は長めに、裾にすべり止めがついているのもポイント。

ウェアを探すときは

日本では女性ローディー人口がまだまだ少ない事もあり、ある程度大きいサイクルショップやブランドのコンセプトショップに行かないとウェアの品揃えが少ないこともあります。特に大手の通販サイトなどでは安価なダサダサデザインのものがヒットする事も多くがっかりしてしまうかも。ですが、かわいいデザインのものもちゃんとあるのでがっかりしないでくださいね!
ワイズロードお茶の水レディース館のようにウェアの取扱が多いお店や、海外通販サイトWiggleなどで探すのがオススメです。

固定できるバッグ

4,000円〜(deuterは10,000円前後)
サイクルウェアを着ない場合や、通勤などで荷物を多く持つ必要がある場合はバッグが必要になってきますが、バッグならなんでもいいという訳ではありません。
ショルダーバッグは足に当たってしまうし、ボディバッグは固定用の紐がないとお腹側にずり落ちてしまいます。リュックの場合でもしっかりと身体に固定できないと、跳ね上がって身体に当たったり腰を痛めてしまう恐れもあるんです。

サイクリストの定番はdeuterのリュック。腹部と胸部の2箇所のベルトでしっかりと固定させて背負うことができます。背中に密着しない作りでムレを防いだり、レインカバーが内蔵されていたりと、自転車に乗るための工夫が施されています。
ただしdeuterは形が特殊なので物をたくさん入れるのには不向き。
通勤で書類を入れたい場合や容量を重視したい場合にはメッセンジャーバッグやバックパックの方が向いています。
ポタリング用にボディバックを探すなら、スポーツ、アウトドア向けのものを探すと身体にしっかり固定できるものが見つかりますよ。

スポーツブラ、インナー*

上2000円前後〜、下1000円前後
ランニング用のスポーツブラではホールド力が重視されますが、サイクリングの場合は上下に揺れる運動ではないのであまり気になるポイントではありません。スポーツバイクでは腕を前に、上半身を前傾にさせるポジションをとるため、姿勢サポート機能が強いと逆に動きにさを感じてしまいます。
重要なのは“長時間楽につけていられるか”、そして“通気性、速乾性”です。

スポーツブラは胸の下がゴムになっているものが多く、締め付けが気になったり汗が溜まってかぶれるという人もいます。ゴムが気になる場合はブラトップやノンワイヤーブラの方が楽かもしれません。
また、暑くなるとジャージの首元を開ける時もあるので、胸元が浅めのデザインのものがいいかも。

私のおすすめはミレーのカップ付きインナー。
元々登山向けに作られたもので、カップ部分も通気性がよく汗が溜まることはありません。
メッシュになってる部分は疎水性の素材でできていて、毛細管現象で汗の水分を吸い上げて外に逃しながら、生地自体はさらさら感をキープしてくれます。夏場も快適に、冬場も汗冷えを防いでくれるので一年中使えるアイテムです。

レーパンの下には、何も履かないのが推奨されています。どうしても気になる場合にはシームレスインナーがオススメです。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

靴下

1,000円前後〜
靴下はなんでもいいと思われるかもしれませんが、滑り止めがついていないものだと靴の中で足が擦れて痛くなってしまう場合があるので専用のものがおすすめです。
夏用のものは薄くて軽く、通気性に優れたもの。冬場では爪先の冷えから守る厚みがあって保温性の高いものと種類もたくさんあります。

ランニング用やスニーカー用のものでくるぶし丈のものがありますが、ロードバイクのスタイルには少し長めの靴下がカッコイイ。
腰から下から黒尽くめになるので、長めの靴下はバランスよく見せてくれます。カラフルな靴下でアクセントを加えるのもかわいいですよ。

夏場の装備

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夏場は半袖短パンかな?と思われるかもしれませんが、自転車乗りは夏でも布面積多めです。
日差しを直に浴びると疲労に繋りますし、何より焼けたくない!
日焼けを防ぎつつ、熱中症も予防するような格好で走りましょう!

アームカバー*

2,000円〜4,500円
日差しから守るアイテムとして重要なのがアームカバー。特にクール仕様になっているものは、真夏以外に着用すると寒いくらいの冷感効果です。
真夏にはアームカバーに水をじゃばじゃばかけて気化熱を利用して身体を冷やす、という使い方もします。

サイクルキャップ/バフ/フェイスカバー

2,000円前後〜
サイクルキャップはヘルメットの下にかぶる帽子。バフはバンダナタイプでネックウォーマーやフェイスカバーとしても使えるもの。どちらも生地は薄く、ヘルメットの下にも無理なく被ることができるんです。
ヘルメットを被っていても日差しは頭部にダメージを与え、真夏は頭部が熱をもってしまう事もあります。日差しを遮るものを着用すればダメージ軽減につながりますし、濡らして頭部を冷やすこともできます。
頭部からの汗を止める役割もあるので、汗が目に入るのも防げますよ。

また、日焼け対策としてフェイスカバーもあると便利。パールイズミのフェイスカバーはのれんのような構造になっていて、呼吸を楽に保ったまま日焼けから守ることができます。

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ベースレイヤー

3,000円前後〜
サイクルジャージは一枚でも着用できますが、敢えて重ね着するメリットも。
高機能のベースレイヤーは、サイクルジャージよりも吸汗速乾力が高いので、素早く汗を逃してくれます。
また、汗の逆戻りを防ぐので、休憩中やダウンヒルのときにも身体を冷やしません。冷えが気になる女性こそ持っていたいアイテムですね。

冬場の装備

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冬場はレーパンもジャージも裏起毛の暖かいものが必要になるので全体的にアイテムの価格が高くなります。更に防寒グッズも必要になってくるので夏場より出費が多い!
寒い時期はなかなか自転車に乗る気が起きないという人が多いと思いますが、しっかり防寒して楽しみましょう!

冬用ジャージ*

10,000円〜
冬のジャージは名称が細かくて困惑しますよね。ジャージ、ジャケット、シェル、ダウンなどと色んな種類があります。それぞれの明確な違いは分かりにくく、特に冬用ジャージとジャケットは境目が曖昧なので説明は割愛。
雪の中や真冬の山を走りたいのでなければ、少し厚めの作りで裏起毛になっている冬用ジャージを一枚持っておけば大丈夫。サーマルインナーやウインドブレーカーなどを重ね着して調整しましょう。

ウインドブレーカー*

13,000円前後〜
章見出しの写真は通常のアウトドア用ウインドブレーカーです。サイクリング用のものはもっと薄い生地で小さくたためるものになります。ウインドブレーカーは小さく持ち運べるので、温度調整に役立つアイテム。冬場のアウターとしてはもちろん、春秋の朝夕の肌寒い時やダウンヒルの時などにサッと出して羽織れて便利です。

サーマルインナー

4,000円前後〜
冬場に欠かせないのがサーマルインナー。
冬場は発熱性のインナーで身体を暖める事と同時に、汗を冷やさない事が大事です。
ポタリング目的であったりアイテムを揃えるまでの繋ぎとしてはヒートテックインナーも活躍しますが、冬でもたくさん汗をかく乗り方をする場合にはスポーツ用、登山用のサーマルインナーなどでしっかりと汗対策をしましょう。

その他の防寒対策グッズ

冬場は足元がとにかく冷える!
自転車用のシューズは通気性を重視した作りになっているので、そのままだと冷気が直に足を冷やします。
シューズカバーやトゥーカバーなどゴム製のカバーで靴の中に空気を通さないようにしましょう。

また、耳もとや鼻先も冷えるポイントなので、耳までカバーするタイプのインナーキャップや耳あて、ネックウォーマーなどを駆使して防寒対策をとります。
お腹を冷やしたくない方にはスポーツ用の腹巻きもありますよ!

春秋の装備

サイクルジャージは半袖のものが主流なので、肌寒い時期はどうするの?と疑問に思う方もいるのでは。長袖の春夏ジャージもありますが、活躍する時期が短いので基本は半袖ジャージを考えます。
冷感、ノーマル、裏起毛・サーマルと季節毎に厚みや機能の違うアームカバー、長袖インナーを組み合わせれば、各気温に合わせて柔軟に対応できるんです。
自転車用のボレロやウインドブレーカー、ベストなども調整に役立ちますよ!

こちらの記事も参考に

女性のサイクルウェアの着こなしについて過去の記事も是非参考にしてみてください。

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